【実機レビュー】ブライトリング トップタイム B31 38mm AB3113281A1A1
「トップタイム」といえば、1964年に当時の若年層やスタイリッシュな世代に向けて発表された、同社を代表する名作クロノグラフの系譜。あの映画『007 サンダーボール作戦』でジェームズ・ボンドが着用した改造モデル(ガイガーカウンター付き)としても、ヴィンテージ市場やポップカルチャーの文脈で絶大な支持を集めてきた伝説的なコレクションです。
しかし今回はあえてクロノグラフを外し、「時刻表示のみ(タイム・オンリー)」の3針モデルとして再構築された点にあります。早速ディティールを見ていきましょう。
クラシックカーのダッシュボードにインスパイアされたダイヤル文字盤カラーは、清潔感溢れるホワイトをベースに、爽快なスカイブルーを絶妙に配したツートーン仕様。このデザインコードは、1960~70年代のクラシックカーやスピードメーター、ダッシュボードクロックから直接的なインスピレーションを得ています。
ミニマルでありながらも退屈させない絶妙なレトロモダン感を醸し出しており、視認性を高めるために配置された鮮やかなオレンジの秒針が、全体を引き締める絶妙なアクセントとして機能しています。
9時側からのカット。近年のトレンドである「ダウンサイジング」の流れを汲み、ケース径は現代のラグスポ・文脈においても絶妙な38mmに設定されています。厚みも約10.30mmと非常にスリムに抑えられており、腕元への収まりは抜群です。このプロサイズは、1960年代のオリジナル・トップタイムが持っていたオーセンティックな佇まいを完璧に再現しています。
搭載されているのは、前述の通り約4年の歳月をかけて開発されたブライトリング初となる完全自社製3針ムーブメント「Cal.B31」です。これまでの同社の3針モデルはETAやセリッタをベースにしたムーブメントを多く採用してきましたが、近年進められているマニュファクチュール化の波の中で、このB31は「日常使いにおける究極の信頼性と耐環境性」を追求して設計されました。
パワーリザーブ約78時間(約3日間)、週末に時計を外して置いておいても、月曜日の朝にそのまま正確な時間を刻み続けてくれる、現代のライフスタイルに不可欠なロングパワーリザーブを実現しています。毎時28,800振動(4Hz)、COSC公認クロノメーター取得。10気圧防水。
流麗な3連のステンレススチールブレスレット。スポーティでありながらドレッシーな気品も漂わせます。また、トップタイムのアイデンティティである「モータースポーツの文脈」をさらに強調したい場合は、ヴィンテージのレーシンググローブをモチーフにしたパンチング加工のカーフストラップ(※当社で取り扱いはありません)に換装して楽しむことも可能です。
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